今回はシリーズの中でも人気のエピソードについてシーズン1の第14話「死刑へのカウントダウン」。

どうしても無実を証明し母親を救いたい心優しいギデオンと、死刑になってでも息子を守ろうとする強い母親

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父親は連続少女殺人犯、母親は連続少女殺害は加担していないものも実の息子殺しの実行犯で死刑執行まつ死刑囚というところから今回のエピソードは始まる。

事件は15年前の連続少女殺人事件で捕まった夫婦が、自分たちの2歳の息子まで殺す。
が、実は猟奇的な父親から幼い息子を守るため、母親がギリギリのところで子供をある夫婦に託す。
その事は託された夫婦以外に誰も知らない。託されたその子供も、自分の親が殺人犯だということは当然知る由もない。
そして今はその夫婦の子供として幸せに育っている。

もし自分の親が殺人犯、しかも猟奇的な殺人犯と知ったらとてもまともな社会生活は送れないことを分かっている母親は
息子をすべてのものから守るため、自分の死を犠牲にしてまでもその事実を堅く口外せずにいる。

しかし、ギデオンたちBAUはその事実に気づくことになり、
母親を死刑から守ろうと、手を尽くす。
特に担当のギデオンとしては無実の人間をみすみす死なせる、死刑にさせるわけにはいかない。
そんなギデオンの熱い情熱を今回は感じることができる。

このエピソードのテーマは『守る』という言葉、単語がキーワードのエピソードになっている思う。
『子供を守る』、『母親を死刑から守る』、『母親は口を閉ざすことを守る』、『託された夫婦は他言しないように守る』、『自分の殺害人数を言わないことを守る(最後は吐いちゃうけどね)』
この『守る』のネットワークのどこか一つが欠けただけで、子供は地獄の人生を歩むことになってしまう。

息子の為に生きるべきだと諭すギデオン、その息子の為なら死を選ぶことが出来るという鋼のような意志の母親
どちらのエゴが勝るのかハラハラする展開だが、結局はギデオンが母親の息子に対す広く深い愛情を受け入れることで物語は結末を迎える。
切ない終わり方ではあったものの、冒頭のギデオンの涙の意味がすーごくよくわかりました。

自分だったらどちらを選択するのか考えさせられる秀逸で、非常に重いエピソードの一つだけど、
それ故にシリーズの中でもことさら評判のいいエピソードでもあります。
私自身レンタル時代も2度見ましたけど今はhuluで楽だから何度も見直しています。

一応、今回もやっぱりJJは可愛いです。載せまいと思いましたが
やっぱり載せずにはいられない。。

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似たようなエピソードではないですが『マイアミバイスシーズン3 第11話「黒いドレスの殺人者」』にも死刑囚を救うというエピソードがあります。
それも見終わったあとに何とも言いようのないものを持たせてくるストーリーになっていて個人的には
非常に好きなエピソードです。
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