2015年9月2日に鳴り物入りでスタートしたNetflix。
世界最大級の映像配信サービスで、世界50カ国以上で6,500万人超の会員を抱えるバケモノ的な会社です。
TVドラマや映画をだけでなく独自製作のオリジナルコンテンツ配信しているということで注目を集めています。
またそのサービスも低料金の月額定額制で配信しています。
2011年夏からサービスを開始しているhuluは2015年3月に国内会員数が100万人突破したばかり。
両社は本国アメリカでも動画配信サービスにおいては比較対象となっています。いわばライバルです。
元々DVD宅配レンタルで始まり、その時代に集めた会員数がそのまま動画配信にスライド、そしてその圧倒的なコンテンツの豊富さで業界一人勝ちをしているネットフリックスと後発組のhuluではありますが日本国内においては知名度とシェアは今のところhuluが一番なのではないでしょうか。
ネットフリックスの料金プランは下記のように3つのプランから選べます。
●ベーシックプラン 標準画質(SD)、同時視聴1ストリーミング 月額650円(税抜)
●スタンダードプラン 高画質(HD)、同時視聴2ストリーミング 月額950円(税抜)
●プレミアムプラン 超高画質(UHD 4K)、同時視聴4ストリーミング 月額1450円(税抜)
huluは933円(税抜)/月額の一つだけというシンプルさが売りです。
画質はネットフリックスのベーシックプランはスマホ用の画質なのでTVでの視聴は不向きです。
プレミアムプランの4Kは、4Kのコンテンツの量とテレビ普及率を考えると今すぐじゃなくてもよさそうです。
そうなるとスタンダードプランが一番良い比較対象になるでしょう。
hulu、netflixともにテレビでの画質・音声に差はあまりないようです。
そうなるとやはり配信コンテンツの問題になってきますね。
本国アメリカでこそ膨大なコンテンツと言われてますが、日本国内においてはまだまだです。
海外ドラマでは鉄板コンテンツと言われる「ウォーキングデッド」「LOST」「HEROS」「CSI」が配信されていません。
その代わりではありませんが、ネットフリックス製作のオリジナルコンテンツがあります。しかし一番有名なケビン・スペイシー主演の「ハウス・オブ・カード」ないという不可思議なことが起こっています。
映画やドラマにおいての日本語吹き替えの数はhuluを超えており、このあたりはネットフリックスに軍配な感じです。
ところが字幕に難ありと言わざる得ません。なぜなら字幕が小さいのです…通常の半分くらい。
それでも可読性を上げようと字幕のバックに透かしの黒帯を入れているのですが、鑑賞に違和感を覚えさせる始末。
10月以降、ネットフリックスで数千本の映画やドラマが視聴できなくなる!
気になるニュースが発表されました。
10月以降、これまでネットフリックスで視聴できた数千本の映画やドラマが見られなくなるというのです。これはどういうことかというと
大作映画の放送権を持つ米ケーブルテレビ局、Epix(エーピックス)との契約を打ち切ることによる余波になります。
日本では聞き慣れないエーピックスという会社は、パラマウント映画やMGM、ライオンズゲートなどハリウッドの名だたる大手映画会社が協同で設立したケーブルテレビ局(加入者950万人)で、各社が保有する映画やドラマのほか、ボクシングや総合格闘技まで放映しています。
そのエーピックスとの契約を打ち切るということはこれまで視聴できた数千本単位の映画やドラマが一気に見れなくなるのです。
しかもエーピックスは、ネットフリックスのライバルである同業のHulu(フールー)と新たに契約することを発表。
逆にhuluには10月以降、今まで視聴することが出来なかった数千本単位の映画やドラマが大作も含め次々に追加されるということになります。
すでにhuluの公式サイトのCOMMING SOONの欄には「インディージョーンズ」シリーズなどが盛り込まれています。
今はネットフリックスに「インディージョーンズ」シリーズがありますがこれがなくなります。
せっかくネットフリックスは日本でサービス開始したばかりなのに、独自製作コンテンツに量産に大きく舵を切るようです。
そうなると先の字幕の件や、その他のユーザーインターフェース(検索のしやすさ)、配信コンテンツを考えるとHuluの方が断然お得になるでしょう。
ちなみにhuluでは10月から「バーンノーティス」最終シーズン(シーズン7)が配信されました。
今現在、シーズン7を基本料金内で見れるのはhuluだけのようです。
ネットフリックスは配信自体なし。
UNEXTは基本料金とは別に有料料金を支払って見れます(1話250円、シーズン7全話2600円)。
馬鹿馬鹿しいですねw