またしても日本映画界の偉大なる俳優の1人「菅原文太」が亡くなった。
半月ほど前に高倉健さんの逝去をこのブログに書き綴ったばかりなのに、もう1人の『男の中の男』名優菅原文太さんが転移性肝がんによる肝不全で亡くなった。ロビンウィリアムスに、高倉健、そして菅原文太…今年はなんて年なんだろうと思う。
菅原文太さんと高倉健さんとではタイプが違う。健さんが「静」なら文太さんは「動」な感じかな。
ただし作品は、任侠映画「仁義なき戦い」、コメディ映画「トラック野郎」は勿論、高倉健さん同様に名作を挙げればキリがない。
子供ころは良く「トラック野郎」がテレビ放映されていたので見ていたものだ。
情に厚く真っ直ぐで曲がった事が大嫌い、そんな星桃次郎(一番星)のキャラクターにいつもどこかスカッとするものを感じていた。
「トラック野郎」は、70年代当時松竹映画のドル箱だった「男はつらいよ」に対抗して「トラ(寅さん)食う野郎」として東映から生まれたものだと聞いてさらに感慨深くなった。
最近では高倉健の作品を緊急企画で放映する民放局、BS局も菅原文太さんも放映しなくちゃならないから大慌てなことだろう。
視聴者側からすると緊急企画なだけに前宣伝が少ないので、テレビをつけるといつの間にかやっているみたいな状態になりがちだ。
テレ東では4日午後1時35分に「トラック野郎 天下御免」を放映予定とのこと。さすがテレ東!
「仁義なき戦い」は昨今の放送モラルからすると結構エグイので流しづらいかもしれない。
huluでは深作オリジナルとして人気の高い初期シリーズを配信。
仁義なき戦い
仁義なき戦い 広島死闘篇
仁義なき戦い 代理戦争
仁義なき戦い 頂上作戦
仁義なき戦い 完結篇
年末年始は高倉健と菅原文太の名優二人の作品を見尽くすことにしよう。
たぶん短期間で二人の作品を見つくすことはもう一生ないだろうと思う。
ちなみに高倉健さんのはこちら
「遥かなる山の呼び声」
「幸福の黄色いハンカチ」
「新幹線大爆破」
「野性の証明」
新幹線大爆破は高倉健が珍しく悪役を演じているのが興味深い。
高倉健さんのときにも書いたけど ↓
いつかはこんな日が来ると思ってはいたし、81歳という高齢だから不思議ではないけど、
いざ現実にその時を迎えるとやはり切ない。
まさか同じ言い回しをこの短期間に使うなんて想像もしてなかった。
昭和の大スターは、最後まで「菅原文太」として逝ってしまった。
心よりご冥福をお祈りします。
ありがとう菅原文太、また、またひとつの時代が終わった…。
菅原文太さんの作品はhuluの2週間無料トライアルから見よう!