いじめられっ子の12歳の少年と、なぜか時々裸足の謎めいた少女との間に生まれた友情を描くいている作品。
この少年と少女の演技は昨今の映画界の中では目を見張るものがある。作品を見るというより演技に引き込まれるしまうくらい素晴らしい。タイトルの「モールス」は、その名の通りモールス信号を指すのだが、劇中の要になるような使われ方はしてない…最近の邦題つけ方は手抜き感バリバリだな。もうちょっと真剣に考えてもいいじゃないのかな。
肝心の映画は、友情を描いてはいるものの、背景にはヴァンパイアというオカルトを含みながら子供と絡みあわせている。子供のヴァンパイアに焦点を当てた映画は少ないのでそれはそれで新鮮だし、この二人、人間とヴァンパイアの友情が愛に変わるとき、すべてが変わっていく世界に戸惑いつつも互いを信じ、愛を持って行動するその健気な二人がたまらなく愛おしいと感じるでしょう。
前々からゲオやツタヤで借りようかなとは思ってたけど、いざ借りようとする時に限って他の作品を借りたくなったりとか、レンタル中だったりとかで、なかなか借りれず、ついには金出してまで借りる必要ないかもまでになってしまった。だけどHuluなら、そういう優先順位の結果、埋もれる作品も見放題だからいいね。